一時期ビットコインなど仮想通貨の価格急上昇によって億り人になった人がニュースでも紹介されていましたが、
彼らの一部は税金が発生することを知らずに儲けを使い込んでしまい、巨額の税金を支払えず困っている人もいるようですね。
ゲームをプレイするだけで稼げると話題のNFTゲームですが、やはりお金を稼ぐことと税金は切っても切り離せない関係にあります。
本記事ではゲームで稼いだら税金はどうなるのか、確定申告は必要なのかなど、NFTゲームをプレイする上で絶対に知っておきたい知識について解説します!
※この記事の所要時間は5分です。
・NFTゲームで稼いだら税金はどうなるの?
・NFTゲームで稼いだら確定申告が必要?
この記事の目次
NFTゲームで稼いだら税金はどうなる?
NFTゲームで稼いだお金には税金がかかります。
2022年4月に公表された国税庁の「No.1525-2 NFTやFTを用いた取引を行った場合の課税関係」という資料によれば、
NFTゲームで稼いだお金は多くの場合、一時所得・雑所得・譲渡所得のいずれかに区分されるようです。
(ただし、役務提供の対価として、NFTやFTを取得した場合は、事業所得、給与所得または雑所得に区分されることもあります。)
結論としてはNFTゲームで稼いだお金には税金がかかるということですね!
税金がかかるということは確定申告も必要になるのでしょうか?
NFTゲームに確定申告は必要?
NFTゲームで稼いだお金には税金がかかるので、基本的には確定申告が必要になります。
自営業者やフリーランス(個人事業主)の方はもちろんのこと、給与所得を受け取っている人でも給与以外の副収入が20万円以上の場合は確定申告が必要になります。
逆に言えば、会社員として副業で得た所得(収入から必要経費を引いたお金)が20万円を下回っていれば確定申告は不要になります。
気をつけたいのは、赤字だったとしても税務署から計算書の提出を求められることがあることです。
全て記録しています。赤字なら申告いらないって人がいますが、間違いです。GSTでもGEM販売でもミント益でも収益が上がれば全て所得です。それに対して赤字である事を示せる計算書を残せと言われますよ。実際に税務官と会って買う人した話。 pic.twitter.com/WlD9xtzulT
— みちのくハイエース (@nL1HWqOIalh3MUb) July 30, 2022
上記は税務官から「赤字でもその事実を証明できる計算書が必要」と言われ、注意喚起をされている方のツイートですね。
つまり、確定申告の必要がないからといって取引明細を保管しておかないと、いざ提出を求められた時にとても困るということです。
稼いだ額や確定申告の必要性に関わらず、以下のような取引情報はきちっとメモしておいた方が良さそうですね。
- 売買日時
- 購入(売却)したNFT
- 獲得した(支払った)通貨名
- 獲得した(支払った)通貨の数量
- 手数料
もちろん、今後の改正によってはさらに追加で情報が必要になる場合もありますが、少しでも多くの情報を集めておくことが後々の負担を軽くしてくれます。
確定申告について不安がある場合は専門家に相談しよう!
特に確定申告がはじめての方にとっては不安も多いと思いますが、そういう時ほど自分ひとりの力で抱え込まずに知識のある方に助けを求めましょう!
利益が少ない場合は税務署の相談窓口で質問して確認しながら進めていくのも良いですし、Gtaxなどの損益計算ツールを使うのもオススメです。
一方で利益が多い場合は取引が多く処理も複雑になるため、税理士に相談するのが望ましいかもしれません。
顧問料はかかりますが、3年後に修正申告+延滞税の支払いを求められるよりは税理士に任せられる部分はお任せした方がストレスも少ないと思いますよ。
最後にまとめ
本記事ではNFTゲームで稼いだら税金はどうなるのか、確定申告は必要なのかについて解説しました!
NFTゲームで稼いだお金は課税対象であり、税金が発生します。
会社員の方の場合は20万円以上の副収入があれば基本的には確定申告が必要ですので、忘れずに行いましょう。
また、確定申告が必要ない場合でも証拠確認として資料の提出を求められる場合があるようなので、いかなる場合でも取引の実態を証明できる情報を集めておいた方が確実です。
「知識がないからできませんでした」では通用しないので、わからない場合は税務署や税理士に相談するか、Gtaxの損益計算ツールなどを使用して放置しないことが肝心ですよ!